ユキ、生後9週目
※愛犬家のためのフリーペーパー「WONDERFUL STYLE」の休刊のため、
WEBサイトで連載していた「秋田犬とフランス田舎暮らし」のブログ記事を再掲載します。
ご覧いただいていた方は、再掲載分が終わり、続編になるまで、再度お付き合いください。
2015年7月30日生まれの秋田犬ユキが、
我が家にやって来たのは生後9週目の時。
フランスでの子犬の販売は、
生後8週目以降でなくてはいけないと法律で決められています。
完全に離乳している時期であることはもちろんのこと、
母犬から早く離してしまうと、子犬の成長や精神に影響を与え、
その後、問題のある犬へとなりかねないからです。
したがって、我が家に来た時点でユキは生後2カ月だったわけですが、
すでに“お座り”と“お手”ができる子犬でした。
私は犬を子犬の時期から飼うのは初めてなので、何とも言えませんが、
ファンファンは歴代、さまざまな種類の犬を飼ってきたため、
生後2カ月で“お手”ができる子犬にびっくりしていました。
いやぁ、ブリーダーさんの優秀なしつけに頭が上がりません!
そんな、すでに優等生のようなユキですが、
最初に問題になったのがトイレ。
我が家ではペット用のトイレを家の中に設置していません。
先代のジャーマン・シェパードのアカントは、家の中に入るのは禁止で、
我が家の敷地内を放し飼いにされていました。
うちの猫たちも好き勝手に家を出たり入ったりしているため、
猫用トイレも必要ないのです。
しかし、まだ2カ月の子犬であるユキは、
私たちに慣れさせるためにも、
まずは家の中で飼うことから始めなくてはいけません。
しかも、我が家の中庭は先代のアカントが何度も脱走していたように、
完全に柵では囲まれていない状態。
まだ子犬のユキを放して、中庭の外に出て行ってしまったならば、
大騒ぎになること間違いなしです。
したがって、ユキのトイレの度に、
私が外に連れ出さなくてはいけないのですが、
その回数や1時間に1回!
時々、1時間も経たないうちにそわそわし出し、まさかと思っていると、
すでに床にしゃがみ込んでいる状態!!
いやはや、可愛い子犬が我が家にやって来たと思ったら、
私は子犬の付き人ならぬ、ユキ専用トイレ係に、
まんまと就任するはめになったのです!